最先端をチェック!最先端訪

{lang: 'ja'}

【経済探訪】軽自動車の規格廃止でシェアは変わるか?

2012年01月27日  カテゴリー:経済探訪   このエントリをはてなブックマークに追加

written by 仙田圭介

suzuki

淡々とすすむTTP、その影で

このところ落ち着いた感のあるTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)ですが、大きなニュースに取り上げる回数が減っただけで、多岐に渡る交渉は継続しています。むしろこれからが本格参加に向けての大詰めになると言っても良いだろう。その中で軽自動車の規格が話題に上がっている。例のごとくアメリカからの注文だが、アメリカ合衆国自動車政策会議では、日本の軽自動車規格が参入障壁になっているとのこと。もしこの主張が認められれば、TPPの元では否応無しに廃止の方向に向かうことになるだろう。

軽自動車独特の規格

確かに軽自動車が税制や保険料は割安になっている上に、購入時の車庫証明も不要。アメリカ側が『邪魔だな』と思うのも当然かもしれない。しかし軽自動車の良さは使っている側が一番知っている。パワー不足が指摘されることもあるものの、普段の買い物などで使う分には何ら不便を感じることは無い。ここからアメ車に乗り換えることなどは、到底考えにくい。であればこうした優遇措置が無くなったとしても、普通乗用車や小型乗用車にスライドする可能性はあっても、アメ車のシェア拡大に繋がるとは考えにくいはずだ。

HONDA


しかしTPPの問題があってもなくても、軽自動車の規格はなくなる方向に進むことも考えられる。4サイクル車は300cc、2サイクル車は200ccから始まった軽自動車の規格も、360ccから550ccを経て現在は660ccとなり、1000ccの小型乗用車との差も小さくなっている。もはや税制などを優遇して軽自動車の規格を残しておく意味は薄いように思われる。財政危機も叫ばれる現在、『無くしてしまおうか』と思う向きもあるだろう。

自動車の未来

では仮に軽自動車の規格を廃止するとどうなるだろうか。極論を言ってしまえば、自動車メーカーの思惑に左右されることになるだろう。軽自動車並の価格を維持しつつ性能アップされた小型車が発売されれば、買い替えによりそちらにシフトしていくはずだ。
その一方で排気量を落としてエコなどを謳い文句にしながら、低価格な自動車を出してくることも考えられる。2003年にスズキから発売された原付きのチョイノリや軽自動車のツインのようなタイプである。手軽に乗れるコンセプトは間違っていなかったが、惜しくも排気ガスの規制や価格などの面でどちらも頓挫した格好だ。しかし再チャレンジするところが出てきてもおかしくない。この二つに共通するのはデフレに乗った形になっているところである。

景気回復の兆しは見えにくく、デフレの嵐も去りそうにない。その中で自動車も新たな道を見つけることになるだろう。どちらにしても今のアメ車の出番は無さそうだが。

written by仙田圭介

最先端訪/SaisentAnbouon




インフォグラフィック投稿サイト/infogra.me(インフォグラミー)
最先端訪/SaisentAnbou Google+ページ
デジタルマーケティング/カーツメディアワークス

 

Related Entries

Leave a Reply